SuicaやPASMOの乗車履歴は簡単に盗まれる

こんなAndroidアプリが。

情報が表示できるのはなにも自分のカードだけではなく、たとえば

「Nexus Sをポケットに入れて電車に乗ると、満員の電車なら隣の人の乗車履歴が見れる」

「メアド交換のつもりでNexus Sにケータイ(モバイルSuica)をかざすと、自分が乗って来た駅が相手にばれる」

ちょっとFelica(Suica、Edyなどおサイフケータイ)のリスクについて考えてみるか - odawaraの「はてな de メモ」(d.hatena.ne.jp)

といったことも現状または将来において考えられます。

これを見て真っ先に思い浮かんだのが、漫画・さよなら絶望先生の第三話「トンネルを抜けると白かった」[1]に描かれている次のネタ。

(望)あれって財布ごとかざせば反応するじゃないですか

(智恵)まぁそれが売りですからね

(望)だから財布に入っていた他のカード類も スキミングされているにちがいないんです!!

(望)すでに犯罪集団の手により中にスキミングの機械が仕掛けられているんです

(望)だって私が悪しき考えの持ち主だったらあそこに取り付けますよ 労せずして毎日何万何十万のキャッシュカードの個人データが手に入るんですからね

引用中の括弧内は人物名です。補足のために足したもので、実際の作品中には書かれていません。また、望の会話にある「あそこ」は自動改札機のこと。

これはギャグ(?)マンガの話なので極端な例を持ち出しており、作中でも智恵先生になんでも最悪の事態まで考えるのはやめた方がいいですよとたしなめられてしまっています。

しかし、やはり最悪の事態は想定した方がよいと思うのです。

ひとつ気になるのは、こういった交通系ICカードに個人情報はどういった形で記録されているかということ。定期券を購入する際に氏名や住所などを入力しますが、この情報はそのままカードに記録されるのか、あるいは別の文字列などに変換されていて、データベースの情報と紐づけない限り内容が分からないようになっているのでしょうか。もし前者の方式で、しかも乗車履歴のようにアプリ等で第三者が取得可能だとしたら恐ろしいことです。

私はそれが怖いので、いまだに磁気定期券と普通乗車券を使い続けていたりします。パスネットやバス共通カードが使えなくなり、自動改札機も一部がIC専用になるなど肩身の狭い思いをしているので、できることなら早くSuicaやPASMOに移行したいところですが…。

  • [1]十見様にも分かりやすく言うと、小森霧ちゃん初登場回です。