「まどか☆マギカショップ」のミニドラマテキスト起こし
各地で行われている「まどか☆マギカショップ」では、一部の会場を除き店内でミニドラマが流されています。
まどマギショップは2014年8月の名古屋会場から「叛逆の物語」仕様となり[1]、店内に掲示されるタイトルロゴや各キャラクターの縦長タペストリー、先着配布ステッカーの内容が変更されていますが、このミニドラマは従来から変わっていないので、なぎさが居なかったりします。
ミニドラマは全部で8パターンあり、エンドレスで流されます。
まどか、さやか、杏子
まどか『いらっしゃいませ、まどか☆マギカショップにようこそ!』
さやか『まどか、店長っぽいじゃん。』
まどか『やめてよさやかちゃん、恥ずかしいよ。』
杏子『よっ、ふたりとも頑張ってんじゃん。』
まどか『杏子ちゃんも応援に来てくれたんだ、ありがとう。』
杏子『冷やかしだよ、ひ・や・か・し。』
さやか『こらこら、そんなこと言ってないで手伝ってよ。』
杏子『あ、ちょ、どこ連れて行く気だ。』
まどか『杏子ちゃんも一緒に頑張ろうよ、ほらかわいいよ。』
杏子『こうなったらヤケだ、売ってやるぞ。』
さやか『その意気だ。まどかも、行くぞ。せえの、』
全員『いらっしゃいませ!』
ほむら、マミ、キュゥべえ
ほむら『まどかが店長、まどかが店長……。』
マミ『暁美さん、どうしたの。あらキュゥべえ、ダンボールの上に乗ってたら買われちゃうわよ。』
キュゥべえ『ふー、残念だけど降りるよ。それにしても、ほむらはわけが分からないよ。』
ほむら『キュゥべえ、私は早くまどかに会いたい。』
キュゥべえ『さっきから言ってるじゃないか。交代時間になったら会えるよって。』
マミ『そうよ、今もお客様が待っているんだから。鹿目さんも店長として張り切ってるんだから頑張らないと。』
ほむら『分かったわ、まどかのために頑張る。』
マミ『そうそう、じゃあキュゥべえも一緒に行くわよ。』
全員『いらっしゃいませ、まどか☆マギカショップへようこそ!』
ほむら、キュゥべえ
ほむら『キュゥべえ、そこに居たら買われてしまうわよ。』
キュゥべえ『暁美ほむら、君が心配してくれるなんて珍しいね。』
ほむら『当然よ、まどかが頑張っているんだもの。ミスは許されないわ。』
キュゥべえ『なるほど、合点がいったよ。それにしても、ショップという多くの思いが詰まった場所で、君たちの感情エネルギーが増大していく様は、見ていて感嘆するよ。』
ほむら『言葉からはまったく伝わってこないけど。』
キュゥべえ『そう言わないでくれよ、暁美ほむら。僕は君たちに対して賞賛を送っているんだ。』
ほむら『まあいいわ。あなたが何を言おうと、私はまどかのために頑張る。そう決めたの。』
キュゥべえ『頑張る? 僕にはよく分からないけれど、今日は愛されマスコットの振りをしているとしよう。』
ほむら『せいぜいお客様に可愛がられることね。まどか、あなたを最高の店長にしてみせる。』
さやか、マミ、杏子
さやか『マミさん、お客様がいっぱいだよ!』
マミ『そうね、美樹さんもエプロンして張り切ってることだし、私も頑張らなくちゃ。』
杏子『そうそう、あたしだってこうやって手伝ってやるんだからな。』
さやか『みんなありがとう! まどか達も頑張っていることだし、あたしも負けてられないからね!』
マミ『うふ、美樹さん、気合は分かるけど、バットは仕舞ってね。』
杏子『そうだよ、お客さんが怖がって逃げるっつーの。』
さやか『ああ、そっか。なははは。そ、そういうあんたも、何咥わえてんのさ。』
マミ『もう、ケンカしないの。二人とも行くわよ、準備は大丈夫? せえの、』
杏子『いらっしゃいませ、』
さやか『まどか☆マギカショップへ、』
マミ『ようこそ!』
まどか、杏子
杏子『まどか店長、お菓子が足りないぞ。』
まどか『杏子ちゃん……、みんなに売るものなんだから食べないでよ。』
杏子『ワリィワリィ、すっげえ旨かったからさ。』
まどか『もう。でも杏子ちゃんとお店番って珍しいからうれしいな。』
杏子『だよなあ、あたしがエプロンなんてかなり恥ずかしいけどさ。』
まどか『可愛いよ、似合ってるよ。うふふ。』
杏子『な、なんだよ、褒めてもなんにも出ないんだからな。』
まどか『いいよ、その代わりもうお菓子はあんまり食べないでね。お客様に準備しているんだから。』
杏子『チッ、分かったよ。いらっしゃいませ。』
まどか『いらっしゃいませ!』
マミ、さやか
さやか『マミさん、マミさん、準備終わりました? まもなく開店ですね。もうドッキドッキですよ。』
マミ『そんなに急かさないの。ちゃんと準備しなくちゃね。まずは落ち着いて、ね。』
さやか『マミさん落ち着き過ぎです。ティーセットの持ち込みはNGですよ。あああ、紅茶を注がないでください。片付けますからね。』
マミ『あらあ、矢継ぎ早ね。そこが美樹さんらしくて可愛いけど。うふ。』
さやか『和まないでください。もうお客様がそこまで来てるんですよ。いつものカッコいいマミさんはどこ行っちゃったんですか。』
マミ『美樹さん……確かにその通りね。私が間違っていたわ。油断は大敵、そう、ここはお店という名の戦場よ。』
さやか『え、急にどうしたんですか。びっくりしたなあ。はあ。』
マミ『さあ、準備は整ったわ。お店と言っても、後輩にカッコ悪いところは見せられないものね。』
さやか『は、そ、そのセリフは……マミさん待ってぇ!』
マミ『ティロ・フィナーレ!!』
まどか、ほむら、キュゥべえ
ほむら『まどか、可愛いわよ……、素敵。』
まどか『ほむらちゃん、そうかな。』
キュゥべえ『まどか、君は立派な店長になれるよ、そのための力が君には備わっているんだから。』
まどか『キュゥべえまでそんなこと言って……。』
ほむら『みんなが待っているわ。行きましょう、まどか。』
キュゥべえ『そうだね、今日は魔法少女としてではなく、一人の女の子として頑張るといい。』
まどか『うん、分かった。ほむらちゃん、キュゥべえ、行くよ。』
キュゥべえ『いらっしゃいませ、』
ほむら『まどか☆マギカショップに、』
まどか『ようこそ!』
まどか、マミ、さやか、杏子
全員『いらっしゃいませ!』
まどか『みんな、来てくれてありがとう。』
マミ『今日は楽しんでいってね。』
さやか『いっぱい準備したから、隅々まで見ていってね。』
杏子『あんたたち、その場で買ったお菓子を開けて食うなよ。』
ほむら『まどか店長のためなら頑張るわ。』
まどか『ほむらちゃん、台本と違うよ。』
キュゥべえ『やれやれ、わけが分からないよ。』
全員『キュゥべえも!』
まどか『それじゃ、みんな最後に一緒に、せえの、』
全員『まどか☆マギカショップにようこそ!』
- [1]ただし、同じく8月中旬に開催された仙台会場は名古屋より後の開催にもかかわらず前後編仕様だった。