HTML 5.1 で再び cite 要素を人の名前に使うことが可能になるかも

HTML 5.1 Nightly でcite要素の定義が少し変わり、人の名前を示すのに使えるようになりました。

もともと HTML 4.01 では、cite要素はContains a citation or a reference to other sources.(W3C)と定義されていました。これだけではざっくりしていて使い方がよく分かりませんが、仕様書に掲載されているコード例を見ると文献名や発言者の名前などをマークアップするものと理解できます。

ところが、 HTML5 では人の名前に使用すべきではないとされました。

A person's name is not the title of a work — even if people call that person a piece of work — and the element must therefore not be used to mark up people's names.

4.6.6 The cite element(W3C)

そのうえで、人の名前を何かの要素でマークアップしたいときは b 要素や span 要素が適切だと説明されています。たとえばこんな感じですね。

<p><q>3分間待ってやる</q><b>ムスカ</b>は言った。</p>

しかし、 HTML 5.1 では再び定義が変わるかもしれません。というのも、Editor's Draft版では人や組織名を表すのにも使えると変更されたからです。

The cite element represents the title of a work or an in-text attribution. It must include either the title of the work or the name of the author (person, people or organization) of the work.

4.6.6 The cite element(W3C)

元に戻っただけと言えばそれまでですが、出典などの用語が本のタイトルなのか著者の名前なのかといったことは、使用する要素を選択するうえではあまり気にしなくてよいのかもしれませんね。