魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 BD版での変更箇所
叛逆の物語の Blu-ray / DVD が発売されましたね!
私はもちろん限定版を購入し、サウンドトラックや悪魔ほむらファーストテイク版も堪能させていただきました。本編自体も上映版よりかなり修正されていて、監督の宮本氏も「総カット2300の半分以上に手を入れている」と仰っているように、見応えのある物に仕上がっています。
以下、上映版との違いでとくに目立った箇所や注目したい箇所を中心に紹介します。
まどかの食パン
オープニングに入る直前。まどかは前編と同じく食パンを咥えながらあわてて家を出ますが、その食パンにいちごジャム(?)がかかっています。上映版では何も乗っていなかったはず。
- ちなみに、食卓で少なくとも一囓りしているはずなのですが、ここではなぜか囓った跡がありません。二枚目なのでしょうか。意外と大食い?
弁当のシーン
仁美のナイトメアを倒した後、学校の屋上で弁当を食べているシーンで手前に柵が追加。とくに杏子の表情が見えづらくなってしまっています……。
ほむらと杏子に迫る群衆
ほむらと杏子を乗せたバスが風見野に着かず、歩いて確かめたところ見滝原から出れないことに気付いたシーン。
寄ってくる群衆が全員ほむらと杏子の顔になっているのですが、BD版ではほむらのメガネと三つ編み、杏子のポニーテールが再現されています。劇場で初めて見たときは、一瞬ほむら顔の人は恭介かと思ってしまったので、分かりやすくなって良かったと思います。
べべと虎
杏子と別れたほむらがマミの家を訪問。マミが「あんまりお行儀が悪いとチーズになっちゃうわよ」と諭してベベが慌てるところで背景に虎が追加されています。
数匹の虎が駆け回ってバター(Ghee)になり、ホットケーキが作られる流れは童話「ちびくろサンボ」から来ているのでしょう。ただ、ベベの好きなチーズとの関係や、虎が腹に巻いていた「Be号」の名前の意味は分かりませんが。
2014年4月8日追記このオマージュ、ハノカゲ先生によるコミカライズ(第2巻)に描かれていましたね。
路上の瓶
ソウルジェムと100m以上離れても体が大丈夫な事で、いよいよ自分が魔女であることを確信したほむら。
0時の鐘が鳴ると同時にバスは炎上し、飛行船が落下して街は炎に包まれますが、その中のカットで、路上に鍵の入った容器が追加されています。
この持ち手部分がハート型の鍵、「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット」のまどか変身シーンの背景に描かれていたものや、ほむらがさやかと対峙した後にゴンドラに乗る直前のシーンに一瞬出てくるもの(これらは上映版からあり)と同一ですね。
わざわざBD版で目立つ形で追加されたと言うことは、何らかの重要な意味を持っていると思いますが、ちょっと分かりませんでした。
"ゴスほむ"のシーツ
マユの塔が出現し、キュゥべえが本性をあらわしてしゃべる出すシーン。
ほむらがシーツを被っていますが、上映版では真っ白いものだったのが、BD版だと神秘的な模様が発光しています。
偽街を造るほむらの手
キュゥべえの説明の中で、偽街が造られるイメージ映像があるのですが、そこにはほむらの手が追加されています。ナイトメアを操っていたのと同じやつですね。
世界改変の花火
ほむらが世界を改変するシーン。宇宙空間(?)に花火のようなものが何発も打ち上がっていますが、その模様は上映版とはまったく異なるものになっています。
中でもキュゥべえが「君は何に干渉しているんだ」というセリフの部分はとくに印象的で、人の顔のような模様があるのですが、これ偽街の子供達の15番目「アイ」でしょうか。
しばらく続く花火のシーンでは、それ以外にも興味深い模様がいくつかあるので注目してみると良いでしょう。
愛よ
ほむらが「愛よ」とつぶやくシーン、上映版だと「愛よ」に合わせて口が動いていたのが、ダークオーブを飲み込んだ後は口を閉じたまま言っています。
空に浮かぶ円環マーク
エンディングに入る直前。街の上空で茶色い石のようなものが回転しています。表面に描かれている模様は俗に円環マークなどと呼ばれているもの。
ほむら救出作戦でさやかがオクタヴィアを召還した直後などに何回か描かれていたマークですね。
終盤でのさやかとの会話から、悪魔ほむらは円環の理のシステム自体を壊したわけではないので、これはアルティメットまどかがほむらが作り替えた世界を見守っているという事になるのでしょうか。
参考サイト
- 【まどかマギカ】叛逆の物語の小ネタまとめ : まと☆マギ ブログ(
matomagi.doorblog.jp
)