「定期的に」という言葉
「定期的に○○する」という文章を定期的に耳にします。
- 定期的にデータをバックアップする
- 定期的にウイルスチェックをしましょう
- 定期的に警備員が巡回しています
などなど。しかしそれらって「定期」的に行う必要はないですよね。バックアップをするのは 1月1日0:00 → 1月3日12:00 → 1月4日16:00 のように、不定期な間隔でも問題ないはずです。警備員の巡廻に至っては、犯罪者に悟られないようむしろ不定期にすべきなのでは。
要するに、「あんまりサボりすぎるなよ」や「そう極端に間隔を空けていませんよ」といったニュアンスの事柄に対して、なぜか「定期的」という言葉が使われているのですよね。
逆に、月刊雑誌の発行間隔や年1回のお祭りに言及する時、「定期的」が使われることはあまり無いような気がします。
察するに、「定期的」が本当に定期的か否かという問題以前に、「定期的」という単語自体が本来メジャーな用語ではないところ、一部界隈(何処)で使われていたものが一般化してしまい、しかも誤用されているということなのかと思ったり思わなかったり(どっち)。
はてさて真相は。