alt
を入れるだけでは不十分
最近の TV 番組では、生放送中に指定のハッシュタグでつぶやくとそのツイートが番組で取り上げられるという、一種の視聴者参加型のものをよく見かけます。
先日、とある TV 番組(www.at-x.com
)で私のツイートが紹介されました。使われた元ツイートはこちらです。
ツイート本文にて感服したのはこれ
と書いており、「これ」とは添付画像を指しています。画像には(当然のことながら)代替テキストを設定しており、画像を見られない環境であっても内容が理解できるように投稿した……つもりでした。
ところが、このツイートが番組で紹介されるとこうなります。
画面下部にツイート本文が一行で掲載されていますが、ハッシュタグと画像は割愛されています。
このように本文のみを抜き出されてしまうとツイートの意図が充分に伝わらないわけですが、番組制作的にはリアルタイムにツイートを選定する作業と掲載スペースの都合上、画像を含めた掲載ができない合理的な都合があるわけで、これはどちらかというと本文だけで意図が伝わるツイートを心掛けなかった私の側に一考の余地があると反省した次第です。
ひとつ言い訳をすると、このツイートは生放送中に TV を見ながらハッシュタグを追っている Twitter ユーザーに向けてツイートしたものであり、まさか番組で取り上げられるとは思っていませんでした。もっとライトな、短い感想コメントのみが選定されるものだと……。
とはいえ、「画像には適切な代替テキストを設定すればアクセシビリティ面は充分」という驕りともいえる気持ちがあったことは否定できず、たとえどのような内容であろうとも、 Web に掲載した情報はブラウザで読まれるだけでなく TV をはじめ別の媒体に転載されることもあり、その際の情報の利用のされ方はブラウザでの閲覧とは大きく異なるもので、このようにそもそも <img>
自体が無視される(alt
を書けばそれで良いとは限らない)ケースも普通に起こりうるものだということを改めて思い知らされました。