『もにも〜ど3』にシャフト作品批評……ではない何かを寄稿

次の週末に東京ビッグサイトで開催される文学フリマ東京41(bunfree.net)にて頒布される『もにも〜ど3』に寄稿しました。

『もにも〜ど』といえば言わずと知れたシャフト作品の批評本なわけですが、私はアニメ批評とは縁がなく、ただ久米田康治先生に関する森羅万象あらゆるデータを集めている人間ですから、今回もひたすら『さよなら絶望先生』や『かってに改蔵』のアニメ関連資料を紹介する記事を書いた次第です。書籍や Web ページへの掲載例はもちろんですが、イベント会場で原画や絵コンテなどの制作資料が展示された事例もまとめています。

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「京都国際マンガ・アニメフェア2015」のシャフトブース。「MADOGATARI展〜prelude〜」と題して『さよなら絶望先生』を含む7作品の原画104枚が展示された。オリジナル画像

果たして需要があるのかは不明ですけれど、読者のためというよりも自分自身の資料整理の一環として書いた面が大きいので、仮に需要ゼロでも無問題です。とはいえ主催者も私が決してシャフトファンというわけではないことは承知のうえでお声掛けいただいているので、私が執筆陣に加わることに何らかの意義はあるのでしょう。それがなにかは分かりませんが(笑)。

ちなみに個人的には、編集スタッフのお二方による「シャフト関連ブックガイド」が気になります。タイトルから察するにこれも資料紹介系なのでしょうが、同人編が38ページ、商業編が30ページの計68ページという分量にまず圧倒されます。とくに同人編はその近傍をめぐってとあるように、いわゆるアニメーター本それそのものだけでなく、周辺動向も含めた視点での考察もあるような気がしており(※まったくの想像です)、どういった内容なのか楽しみです。

  • というか計400ページ超えなんですね。翌週に乗る鹿児島行き飛行機の中で読もうと思っていたのですけど、遠征には持ち歩けないやつでしたわ。
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「すたじお田園」「季刊おとこ祭り」「Kaele Yamamura Fan Artworks」を並べた様子。オリジナル画像