「私鉄車両ディテールガイド 東急9000系・1000系・2000系」が発売
先週末のことですが、『私鉄車両ディテールガイド』シリーズの「東急9000系・1000系・2000系」が発売されました。
本書は大井町線で最後の活躍をしている9000系を中心に、同じ車体構造を持つ1000系、2000系(9020系)の3車種をターゲットにしたものです。すでに運用を離脱している車両も多く発生している中、東急の現役車両としての特集ができる最後のタイミングといえるでしょう。
コンテンツは以下が収録されています。
- 9000系 9007Fのディテールをみる(現行の姿を外観写真で紹介、以下同じ)
- 9020系 9021Fのディテールをみる
- 1000N′系 1019Fのディテールをみる
- 1000系1500番台 1503Fのディテールをみる
- 9000系に赤帯が復活(9000系撮影会レポートと企画担当乗務員のコメント)
- 9000系・1000系・2000系の現状とこれまで(東急電鉄車両部インタビュー)
- 9000系、1000系、1000系の概要(デビューから現在までの流れ)
- 9000系車両設計者 荻原俊夫さんに聞く
- 9000系、1000系、1000系の形態分類
- 9000系大井町線転籍後の冷房配置バリエーション
- ドキュメント雪が谷検車区
- 資料編(諸元表・形式図・運転台機器配置図・床下機器配置図)
『私鉄車両ディテールガイド』シリーズ(books.ikaros.jp)はこれまで4冊が発行されているのですが、うち2冊は「新車詳解」と名打っていてやや性質が異なり、本書は2023年発行の京急1000形 通勤型電車
に近い構成となっています。というかテーマ決めの時点からかなり意識しており、個人的には内容、分量とも「打倒・京急1000形本」を密かに思っていました(笑)。
内容の評価は読者の皆さまに委ねますが、分量はシリーズ中最多となりました。その分お値段も上がってしまいましたが、これはひとえに私の責任によります。どういうことかは目次を開いてページ配分を見ていただければご理解できるでしょう。あの記事、当初想定では4〜5ページ程度のつもりだったのですが、どうしてこんなことになってしまったのか……。
ご購入いただいた方はご自身のブログ等で感想など書いていただけると筆者の一人として喜びます。Google アラートに書名を登録してエゴサしています。Amazon.co.jp ですでにレビューいただいた方はありがとうございます。
