2年で1,000冊
地元図書館での本の貸し出し冊数が1,000を超えた。
2024年1月15日にシステムが刷新(www.city.yokohama.lg.jp)されて以降のカウントなので、2年と1か月半(773日)で1,002冊である。平均すると1日あたり1.3冊、年間だと473冊の計算だ。文部科学省の調査によると2023年度における国民1人あたりの貸出冊数は年間4.8冊とのことなので[1]、平均の100倍くらい借りている事になる。
ただし自分は読書が好きで本を読んでいるわけではなく、過去の情報収集の手段として図書や雑誌を活用しているに過ぎない。とくに雑誌の場合は必要なページは全体のごく一部のことが多く、時に1ページのみ、あるいはページの隅にある小さなコラムのみが目的の場合すらあるため、2年で1,000冊を借りたといってもその表現は実態とはほど遠い。
とはいえ平均的な人間よりかなり多く本を読んでいるのは間違いないだろう。しかもこれはあくまで借りた冊数であって、このほかに館内閲覧で読んだ本もある。また地元図書館のみならず、県立図書館、周辺自治体の図書館、東京都立図書館、国立国会図書館(デジタルコレクションを含む)、省庁や博物館付属の図書室なども利用しているため、「読んだ本の冊数」で言えば2年で1,500冊くらいにはなると思う。
大量の本を借りるにあたりいくつか工夫をしている。地元図書館では一度に最大10冊を借りる事ができるが、予約は6冊までである。中央図書館の書庫にある本を予約した場合、貸出中でない限り、基本的には翌日午後に届けられる。地元図書館に本が運ばれて貸し出し可能な状況になるとシステムにはすぐに反映されるのだが、メール通知は翌朝にならないと来ないため、これでは効率が悪い。そのため自動でシステムにログインして通知するプログラムを作り、すぐに通知が来るようにしている。配送されてくる時間帯はだいたい決まっていて日が暮れる前には届くので、通知さえ来れば閉館時間までに行って当日中に借りる事ができるのだ。
こうすることで「6冊の本を予約」→「翌日午後に届く」→「その日に借りてすぐに次の6冊を予約」→「1日で6冊を読み切る」→「翌日午後に次の6冊が届く」のルーティーンを繰り返せば、最大で1日6冊の本を借り続ける事ができる。公式機能の通知に頼っていると(手動で頻繁にログインしてチェックしない限り)これは不可能だ。プログラム化する副産物として、ついでに開館日データもスクレイピングで取得し通知データに含めることで、「本は届いたが今日は休館日で貸し出しできない」場合に無駄足を踏むリスクを回避できる。
もちろんこれはあくまで理屈上の最大頻度の話であり、実際には1日6冊のペースを続けて年間2,190冊の本を借りるのは困難だろう。休館日もあるし、日曜日は開館していても他図書館からの配送は行われない。それにいくら地元図書館といっても当然毎日通えるはずもないし、6冊分を1日で読み切るのも難しい。そのため自分は1日あたり1.3冊に留まっているのである。
中央図書館の近くに住んでいれば書庫の本を予約不要で毎日10冊借りられるのだから、野毛地区(桜木町駅近く)の住民を羨ましく思うこともあるが、しかしそれでも1日1.3冊を読める環境であるだけでも相当に恵まれている方だと思う。横浜市の図書館は住民一人あたりの蔵書数が少ないとか、全体的に施設の老朽化が進んでいるとかいろいろな問題が取り沙汰されてはいるものの、日本最大の人口を持つ政令指定都市だけあって蔵書の総数は申し分がなく、雑誌のバックナンバーも豊富にある。目的の本がない場合に近隣の他の図書館の蔵書検索もするのだが、横浜市立図書館になくて他の図書館にあるケースは滅多にない。
それでも専門的な本や、雑誌の古いバックナンバーや増刊号などは余所を当たる事になるが、その際の地理的なアクセスも良好である。
- 我が家から国会図書館のある永田町までは東横線と地下鉄を使って1時間掛からない距離にある
- 国会図書館にもない本を含めて国内有数の規模を持つ東京都立中央図書館も同様に1時間掛からない距離にある
- 社史コレクション(
www.klnet.pref.kanagawa.jp)や産業分野の本が豊富な神奈川県立川崎図書館も鉄道で30分強の距離にあり、少しがんばれば自転車でも行ける - 都内へ出る経路上には雑誌のバックナンバーを豊富に持つ目黒区立守屋図書館がある
- 同様に雑誌のバックナンバーが豊富な東京都立多摩図書館も、上記の各図書館よりは遠いものの西国分寺まで1時間強で行ける
これらの各図書館を活用すれば、国内文献の調査は申し分ないと言って良い。ごく稀にこのいずれにも収蔵されておらず、かつ中古市場にも流れていない本が必要になる事もあるが、そんなケースは年間数冊のレベルだ。99%以上の調査において遠隔複写を必要としないことは、調査に掛かる時間や金銭面で相当なアドバンテージである。横浜を離れられないのには図書館の利用環境が良好である理由も大きい。
ところで気になるのは、蔵書検索ページの「Myライブラリ」の件数表示である。冒頭にも掲載したが、以下に再掲しよう。
この冊数部分は position: absolute で配置されており、4桁の時点ですでに左側の空きが厳しい状況であるが、5桁になると説明文と重なってしまう。私の貸出ペースがこのまま続けば19年後(2045年)には10,000冊を超えてしまいそうだ。さすがに19年後にはシステムが再度リニューアルされているだろうが、できれば早めに5桁に達して「ページの表示が崩れている」と報告をしてみたい。もっとも私も平均より多いとはいえ、プロの研究者やガチの読書家はもっと借りているだろうから[2]、その前に対策されてしまうかな。
脚注
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1.
社会教育調査-令和6年度中間報告の概要:文部科学省(
www.mext.go.jp) ↩ 戻る -
2.
世の中には多い時で週100冊読む(
web.archive.org)人もいるようだ。「多い時」ではなく平均して週100冊読むことができるならば、すでに横浜市立図書館のシステムリニューアル後で貸出冊数10,000冊を超えるユーザーがいてもおかしくはない。 ↩ 戻る
