写真素材サイトに登録したデータが商業誌に掲載される実績を解除

先日発行された東急電鉄 半世紀のあゆみ(alphabetabooks.com)は、著者陣に宮田道一氏と縁の深い方が関わっているとの事で気になっていたのですが、地元の大型書店を複数めぐってもまったく置かれておらず、隣町の市立図書館でようやく実見しました。

で、中身をパラパラ見ていたら見覚えのある写真と名前が……私じゃん!

何の連絡も受けていないので一瞬困惑したのですが、よく考えたら写真素材サイトの PIXTA に登録(creator.pixta.jp)していた写真なのでした。よくよく見れば他の複数の掲載写真もそのサービスで見た覚えがあるものだし、その撮影者名も明らかに本名ではなく Web で使われるハンドルネームとなっています(私を含め)。

その写真素材サイトは所定の料金でデータを購入すれば、権利者(撮影者)へ個別連絡する必要なしに Web 上はもちろんテレビ番組や映画、出版物などの用途に使えるため、本人の知らぬ間に写真が本に載ることが起こりうるわけです。たまたま見た映画に自分の写真が使われ、エンドロールに名前が載る(ことを映画館で初めて知る)なんてことも理屈のうえではあり得ます。

書籍への写真掲載というものは自ら投稿するか、あるいは出版社から依頼されてデータを送り、その対価として掲載料と掲載誌を受け取ることが通常のやり方なので、知らぬ間に自分の写真が掲載された本が発行されたことは初めての経験で新鮮な気分でした。

そのうえで著作権者としての名前は考え直さないといけないと思った次第です。出版物への使用もされうることは承知のうえで、それでも Web 媒体での使用が多いだろうと、PIXTA のユーザー名(=著作権者名としてクレジットが求められる)は SNS などで使っているハンドルネームを設定していたのですが、実際に書籍に掲載されるのを見るとやはり違和感が拭えません。ジャンルにもよると思いますが、鉄道趣味本ではほとんどの方が本名ないし本名に思われても違和感のないペンネームで活動されていますからね。その一方で、これだけ Web が発達した現代において、書籍と Web とで名前表記の慣習が異なることには違和感もあります。この本のように書籍にハンドルネームが掲載されるのは本来なんらおかしなことではないはずです。しばらく考えてみて本名に変えるかもしれませんし、ハンドルネームを継続するかもしれません。

もっともいちばんの問題は、写真素材サイトでのデータ販売とはどんなものかと登録してはみたものの、データ選定と登録作業が意外と面倒で初期登録時から一向に写真を増やしていない(ので販売実績もほとんど上がらない)という。今回のように活用いただけることもたまにはあることが改めて分かったので、時間を見つけて少しずつ増やしてゆきましょうかね。