HTML5ではリンク形式 alternate でフィードを指定できるようになる?

HTML5の草案が2010年6月24日付けでアップデートされたようです。

今回の主な変更点として、wbr要素の追加など6つが挙げられますが、個人的に注目したいのは次のものです。

link 要素の rel コンテンツ属性に alternate キーワードを使ってフィードを指定できるように

最近、RSSやAtomのフィードを使用して更新情報やお知らせなどを配布するサイトが多くなってきています。しかしHTML4やXHTML1において、これらのフィードの存在を指定する統一的な方法は残念ながら存在しません。通常のリンクと同じように、アンカー(a要素)を使ってコンテンツ内にフィードへのリンクを設定することはできますが、忙しいユーザーには気付いてもらえない可能性があります。

ところがフィードを配信するサイトの多くは、head内にこんな指定をすることによってフィードの存在を示しています。

<link rel="alternate" type="application/atom+xml" href="renewal.atom" title="更新情報" />

この rel="alternate" はHTML4.01の仕様書に

Alternate

Designates substitute versions for the document in which the link occurs.

Basic HTML data types(www.w3.org)

とあるように、本来は代替文書を指すために使われます。つまり、HTMLとフィードの内容が同じ場合(といっても完全に同一である必要はなく、代替となり得る場合)はともかく、トップページからサイトの更新情報のフィードにリンクするため、あるいはブログの個別ページからブログ全体の新着情報にリンクするのに alternate を使用するのは本来の意味に即していないと言えるでしょう。

ですが、実際は多くのブラウザがRSSやAtomをalternateで指定した場合、アドレスバーなどにフィードアイコンを表示してリンクするようになっているため、仕様より実装を重視してこのような指定を行っているものと思われます。

HTML5では現実の実装・利用状況に合わせて仕様が決まるという部分が少なからずあるようですが、この alternate に関してもそうなのでしょうか。個人的にはこの変更自体は歓迎しますが、代替以外のフィードを示す場合は、ユーザーが混乱しないように何のフィードであるかをtitle属性で補足するなど、制作側は今まで以上に配慮を払う必要があるかと思います。