4月5日にHTML5草案が更新されました。
前回(2011年1月13日版)からの変更点を見ると、こんなものが。
action
属性と、HTML5で新登場のformaction
属性の値に空文字を指定できなくなったようです。
-
HTML4では、
action
属性の値は%URI;となっていて、空文字が許容されています。
また、空文字によるURLがどういう扱いを受けるかは、RFC3986の4.4. Same-Document Reference(tools.ietf.org
)にて次のように定義されています。
すなわち、<form action="">
とした場合、通常はその文書自身のURIが送信先となり、base要素があるときはそこで指定された基本URI(Base URI)となるはずです。しかし、実際は多くのブラウザが base
要素が指定されていても文書自身のURLを示すようになっており、HTML5では
と、わざわざ注釈付きで「RFC3986に違反するが、互換性のためBase URL処理は行わない」と書かれています。
いずれにしても、今後は空文字を指定するのは避けた方がよさそうですね。