東横線、目黒線、大井町線の車両のATS受電器はまだ安泰

数年前まで、東横線と大井町線は区間によってATSとATCの箇所があり、所属車両は双方の装置を搭載していました。また、目黒線は2000年の運行系統変更当初より全区間がATCでしたが、大井町線を経由しての不定期回送列車があるため、ATSも搭載していました。これら3路線の車両でとくに目立つのが先頭車の受電器で、正面から見て手前がATS用、奥がATC用となっています。

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写真1大井町線車両の受電器(クハ8097)

2008年には大井町線も全区間がATC化され[1]、東横、目黒、大井町線の車両はATS装置が不要になりました[2]

てっきり、ATS受電器もすぐに撤去されるのだろうと思っていたのですが、今のところ積極的な工事は行われていないようですね。例外は大井町線ATC化後の同線への転籍車で、具体的には9002~9004、9006、9008、9009、9102~9104、9106、9108、9109の12両はATS受電器が撤去されています[3]。受電器本体だけでなく、前方部分の架台ごと撤去されたため、デビュー時に近いシンプルな様相となっています。

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写真2ATS用が撤去された受電器(クハ9003)