Let'snoteのR3からJ10に乗り換えた

外出時用のノートPCとして、2004年から長らくLet'snote R3(ctlg.panasonic.com)を使っていたのですが、さすがに8年経ってかなりガタが出てきたので買い替えることにしました。

主に通勤や旅行時の移動中に使用するものなので、選定条件は8年前にR3を買った時から変わらず、軽くてバッテリーが長持ちであることが必須です。最近は薄型軽量のウルトラブックも増えてきており、東芝のdynabook R632(dynabook.com)なども検討してみたのですが、通勤電車での使用も考えるとやはりコンパクトなサイズも外せないということで、結局R3の進化版であるJ10(panasonic.jp)にすることに。

J10はスタンダードモデル(Core i3, HDD)とハイパフォーマンスモデル(Core i5, SSD)の2タイプがあるのですが、起動の速さと、何よりバッテリー駆動時間の長さに惹かれてハイパフォーマンスモデルのCF-J10YYBHR(ctlg.panasonic.com)を選択しました。ヨドバシカメラのネット通販でお値段は税込み109,800円[1]です。

以下、半月ほど使ってみての感想など書いてゆきますが、まずはR3との仕様比較をば。

仕様 CF-R3EW1AXR CF-J10YYBHR
発売 2004年10月 2012年5月
CPU Pentium M 733 Core i5-2450M
メモリー 256MB 4GB
HDD/SSD HDD 40GB SSD 128GB
質量 約990g 約990g
駆動時間 約9時間 約12.5時間
ディスプレイ 10.4型・XGA(1024×768ドット) 10.1型・HD(1366×768ドット)
OS Windows XP Professional Windows 7 Home 64ビット

ディスプレイ

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最大の違いはワイドモニターになったことで、横長、というより縦が短くなりました。解像度は上がっているので、縦方向の768ドットは変わらず確保されているのですが、その分文字サイズなどが小さくなってしまったのはつらいですね。個人的には昔のスクエア型の方が使いやすいかったです。

SSD

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さすがにSSDなのでOSの起動は速いです。購入前に店頭でスタンダードモデル(HDD)との比較をしてみましたが、だいぶ違う感じを受けました。

さらにクイックブートマネージャー(panasonic.jp)という機能があり、これを設定すると約9秒での起動が可能になるとのこと。実際にはアンチウイルスソフトなど起動時に立ち上がるソフトをインストールしたりするのでこの数字どおりにはいきませんが、一方で不要なソフトのアンインストールやクイックブートマネージャーの詳細設定を行うなどして計測したところ、電源投入からOSが立ち上がりマウスカーソルの砂時計が消えるまで20秒強でした(ログインパスワードを入力している時間は除く)。

ACアダプター

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本体の重さは990gで変わらないのですが、ACアダプターはR3より若干大きい(長い)です。電源コード部分を含んだ重量もR3の約215gに対して30gほど重くなってしまいました。

サムネイル画像
ACアダプターの比較、上がR3で下がJ10オリジナル画像

ジャケット

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標準でジャケット(panasonic.jp)が付いてきます。ハイパフォーマンスモデルに付属するブラック色のものは本体との一体感もあり見た目は文句ありません。

購入するまで気づかなかったのですが、本体にネジとフックで取り付ける方式なため、ドライバーが必要で基本的に付けたら付けっぱなしとなり、そのためバッテリーの着脱が気軽にはできなくなります。液晶側のフックを取り外せばネジは留めたままでも一応可能ですが、頻繁にバッテリーの着脱や交換をする場合はジャケットは着けない方が良いと思います。

また、ジャケット底面にはハンドストラップが設けられています。立ちながら片手で支えるシーンを想定しているのでしょうが、実際に電車内で使ってみたところ、密着するうえに手の位置が固定されてしまうため、しばらくすると汗でべっとりしてしまい、普通に持った方が良いという結論に達しました。もっともこれは私個人の経験で、汗の出にくい体質の方なら問題ないのかもしれません。


と、細かい箇所で不満もありますが、性能面など全体的には申し分ないと感じました。R3を使っていた時も落下や圧迫による故障はなく、そのあたりの頑丈さは引き継がれているはずですし、経年による相対的な劣化を別とすれば長く使っていけるのではないかと思います。

脚注