日比谷線直通の最後を見送ってきた

少しばかり思い出話を交えつつ。何度かしているものなので「またその話か」という方はごめんなさい。

今でこそほとんど東急電車一筋みたいな感じになっていますが、幼少の頃のお気に入りは営団3000系(Wikipedia)でした。丸っこいおでこ、側面まで回り込んだ運転台窓、なぜか銀色のブレーキハンドル、背の低い当時でも前がよく見えた貫通扉、Sマークが刻印された送風機、おむすび型で止めネジの見えない吊手、丸みのある窓戸錠などなど。パーツ一つ一つが無機質な東急7000系よりも愛着が持てるもので、東横線に乗った場合は必ず15分に1本の日比谷線直通列車、それも営団車が来るまで待つと言って聞かず、同行の親を困らせたものです。

私が小学生のうちに東急7000系と営団3000系はそれぞれ1000系と03系に置き換えられましたが、曲面ガラスなど3000系の面影を残した03系は今でもメトロの中では好きな車種ですし、東急1000系は先頭車が中間に組み込まれた編成があったり、7号車(デハ1400形またはデハ1350形)の1か所だけ2段窓になっているなどの特徴があり、顔は似ていても9000系とはまた違う魅力がありました。

そんな日比谷線直通も昨夜で最後ということで、仕事帰りに菊名駅に寄って最終列車を見送ってきた次第です。

最終列車といってもとくに公式のセレモニー等があるわけでもなく、写真を撮っているマニアが多い以外は日常と変わらぬ光景でしたので、とくに説明はせず写真のみ掲載しておきます。

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菊名22時15分発の上り最終北千住行き(メトロ03系)オリジナル画像
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菊名22時20分着の下り最終菊名行き(東急1000系)オリジナル画像

これで東横線から9000系、1000系が姿を消してしまうことになるのでしょうね。考えてみれば、この10年ほどで在籍車両がすべて入れ替わってしまったことになります。