東急池上線、多摩川線1000系、シングルアームパンタへの統一や冷房装置更新など
池上線、多摩川線の1000系、最近になって小規模な改修工事がいくつか行われているのでまとめてみました。
集電装置のシングルアームパンタ化が完了
ここ8年ほど、編成によって菱型パンタとシングルアームパンタが混在した状況となっていましたが、昨年末に一気に換装が進み、シングルアーム型に統一されました。
時系列に流れを整理すると、こんな感じになります。
- 最初に換装されたのは2005年12月の1015F(デハ1315は1000N′系で唯一シングルアーム型かつスカートなしという組み合わせの時期があった)
- 2008年にかけて1012F, 1014F, 1016F, 1018F〜1022Fもゆっくりとしたペースで換装
- 2008年に1014F〜1016F, 1018Fが上田電鉄に譲渡(東急時代とは異なるシングルアーム型パンタグラフを搭載)
- 2013年末に残る1013F, 1017F, 1023F, 1024Fの4編成8両がシングルアーム化
冷房装置の更新
冷房キセは変わっていないので、外観上9000系のような目立った変化はありませんが、キセの開口部から見える本体の色が異なる(青色っぽい)ので判別は可能です。
装置本体のほか、各車の海側床下に搭載されている冷房制御装置(w0s.jp
)も新型に付け替えられているので(搭載位置は従来と変化なし)、そちらのほうがパッと見で分かりやすいかと思います。
制御装置の更新状況を4月下旬〜5月上旬に確認したところ、こんな感じでした。
- 更新済み: 1012F, 1013F, 1017F, 1021F, 1022F, 1024F
- 未更新: 1019F, 1020F, 1023F
2016年10月18日追記この記事を書いたときから2年以上経ってしまいましたが、未更新だった3編成9両についてもやっと更新を確認できました。当時の更新頻度的に、2014年夏までには更新完了していたものと思われます。
列車情報設定器の更新
両先頭車の車掌台に取り付けられている、行先や運行番号を設定する装置がボタン式からタッチパネル式に更新されました。
7600系と7700系は、確認した範囲ではまだボタン式(w0s.jp
)です。