ICレコーダーをソニー ICD-SX2000 に買い替え

2か月ほど前のことですが、ICレコーダーを買い替えました。

買い替え前の機種

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今まで使っていたのは、2008年に購入したICR-PS1000M(panasonic.jp)。三洋電機がまだ「SANYO」ブランドだった頃の製品です。

8年前の機種ですが、収録された音質そのものに大きな不満はなく、また記憶装置は microSD カードなため、時代に合わせて大容量タイプに差し替えれば容量的な問題もありませんでした。

ただ「1ファイルのサイズ上限が 2GB まで」という制約があり、最高音質の PCM 48kHz だとおよそ3時間5分で録音が強制的に停止してしまいます。長時間操作をしない状況での録音で、うっかり MP3 モードに変更するのを忘れて、後半がまったく録れていなかったという失敗をしたことがあり、この制約のない機種を望んでいました。

新しく買った機種

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前提として、本格的なレコーディング収録をしたりするわけではないので、最高級の音質よりも重量やコンパクトさなどの携帯性を重視する方針です。なのでゴツい機種は除外。そのうえで、

  • リニアPCM対応
  • 外部メモリー搭載
  • 1ファイルの最大容量に達しても録音停止しない(ファイルを分けて録音を続ける)

を条件に探したところ、ソニーのICD-SX2000(www.sony.jp)がいい感じでした。

1ファイルのサイズ上限

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取扱説明書(PDF)(www.sony.jp)の p.23 によると、 LPCM は 4GB 、 MP3 は 1GB で、それを超える場合はファイルが分割され、その際に分割前後で音切れが発生する場合あるとのこと。

私がこれまで使っていた機種のように録音が停止されてしまうことはなく、また上限容量も 2GB → 4GB と2倍になったので、まあ良しとしましょう。

ただ機種選定時に困ったのは、ソニーに限らずこの上限は取扱説明書にさらっと一文書かれているだけということ。個人的にはとても重要な情報なのですが、あまり長時間録音する需要ってないのでしょうか。おかげで、いくつか良さそうな機種を絞り込んだ後、各メーカーのサイトから取説を機種ごとにダウンロードして、この情報を探すという面倒な作業を強いられました……。

最高音質での録音は内蔵メモリーのみ

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最高音質であるハイレゾ録音(リニアPCM・96kHz/24bit)では、直接 microSD カードへの書き込みはできず、16GBの内蔵メモリーへの録音のみとなります(最大録音時間は約6時間35分)。

内蔵メモリーへ録音した後に microSD へファイルを移動することは可能なので、あくまで連続して6時間35分以上の収録が不可ということになりますが、長時間録音する場合は注意が必要ですね。

遠隔操作機能

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2016年2月に発売されたばかりの機種ということで、イマドキの便利機能も搭載されており、そのひとつがワイヤレスによる遠隔操作機能(www.sony.jp)です。

あらかじめスマートフォンに専用アプリをインストールしておくことにより、 Bluetooth 接続で遠隔操作ができるもので、録音中の音量レベルの変更やトラックマークの付与、一時停止などを実機に触れずに操作できます。

サムネイル画像
遠隔操作アプリ「REC Remote」の操作画面オリジナル画像

レコーダーを離れた位置に置いて収録するときや、そうでなくとも録音中に実機を触らない = ノイズが載ることなく設定変更できるので、かなり重宝しています。