大井町線9000系、池多摩線1000系の付随台車に踏面清掃装置が設置
大井町線9000系、および池上線、東急多摩川線1000系(1500番台を含む)の付随台車にいつの間にか踏面清掃装置が設置されていました。
以前、東横線で活躍していた1000系には、編成両端のクハ1000形、クハ1100形のTS-1007型台車(w0s.jp
)に踏面清掃装置が付いていました。8000系(クハ8000形)や9000系(クハ9000形、クハ9100形)には付いていなかったことから、日比谷線直通に関連して必要だった装備と思われます。
同じ1000系でも池多摩線の1000N系、1000N′系には設置されておらず、1000系1500番台のうち少なくとも2014年に最初に入線した1503Fについては、転籍に際してわざわざ撤去された経緯があります[1]。
しかし、先日久しぶりに池多摩線で調査したところ、全制御車[2]の運転台側台車のみ、踏面清掃装置が設置されていることを確認しました。東横線所属車と異なるのは、あくまで運転台側台車のみであることです。
ここ2年ほど調査をサボっていたので、いつ頃設置されたものなのかは把握していません。また1500番台のうち、クハ1703以外は改造前から引き続きの設置なのか、クハ1703のようにいったん撤去のうえ後から再設置されたものなのかも分かりません。
余談ですが、7700系の制御車のうちサハ7950形から改造されたクハ7915のTS-835型台車(w0s.jp
)にも踏面清掃装置が設置されていました(連結面側台車も設置されていました)。
大井町線の9000系についても、半数以上の車両を調査しましたが[3]、同じくクハ9000形、クハ9100形のTS-1005型台車(w0s.jp
)の運転台側台車のみ踏面清掃装置が設置されていることを確認しています。
脚注
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1.
SCC Diaryのブログ記事(
scc.at.webry.info
)に、甲種輸送時に撮影された台車写真が掲載されています。池多摩線に入線後、試運転が行われていた時にも装置が取り付けられていないことを確認しているので、甲種輸送に際しての一時的な取り外しではなく、1500番台化改造での恒久的な撤去だったものと思われます。 ↩ 戻る -
2.
1012〜1013, 1017, 1019〜1023, 1701〜1705, 1707〜1708 の15両を確認。入場中のクハ1024のみ未確認。 ↩ 戻る
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3.
その後、2017年4月2日までに全車両を調査済み。 ↩ 戻る