「高長根レクリエーションの森」閉鎖後も残る弘南鉄道クハ3773の廃車体
青森県弘前市にあるキャンプ場、スキー場の高長根レクリエーションの森(www.hirosakipark.or.jp
)では弘南鉄道クハ3773の車体が休憩所として利用されていましたが、2018年3月31日をもって営業終了(blog.livedoor.jp
)となっていたようです。
東急3600系列の最後の生き残りであるクハ3773の廃車体が撤去されていないか気になり、様子を見てきました。
弘前駅前から弘南バスの弥生線(www.konanbus.com
)に乗り、終点のひとつ前の「弥生平」で下車。県道30号線から分岐する道を東へ15分ほど歩くと、右手に「高長根レクリエーションの森」の施設が見えてきます。
ビジターセンターの建物やナイター用の照明など、主要な設備はそのままのように見えます。おや、左下に見えるのは……。
クハ3773の廃車体、健在でした! それでは近づいてみましょう。
「高長根レクリエーションの森」に隣接して「中央衛生センター」があり、以前はその門から入ってキャンプ場に行けたと記憶しているのですが、なんとこの施設も2016年3月で廃止されており、門より先は立ち入り禁止になっていました。
仕方がないので、もう一つのルートへ向かいます。キャンプ場の北側を走る道路をさらに東へ進むと、池の脇に舗装されていない小さな道がキャンプ場方面に続いています。実はここからもキャンプ場の駐車場へ行くことができたのです。
が、駐車場を目前にして道を塞ぐ柵が……。「立入禁止」の標識はないですし、あくまで車の進入を防ぐだけの目的のものかもしれませんが、この先へは入らない方が賢明かもしれませんね。
ここからは廃車体の正面を望むことができます。
全体的に、施設は閉鎖後も看板が撤去された程度で、建物や廃車体はそのままになっています。
廃車体は当地に置かれて15年以上、再塗装などの大きなメンテナンスはされておらず、外観は錆にまみれて見栄えは悪いものの、さすがに管理された物件だけあって窓が割れたり屋根が抜けたりといった状態ではなさそうです。とはいえ施設が閉鎖された以上、今後の動向は心配ですね。