読売テレビ『川島・山内のマンガ沼』に久米田先生が出演

川島・山内のマンガ沼(www.ytv.co.jp)の9月3日(2日深夜)放送分は「マンガ沼×講談社コラボ企画「2024講談社漫画賞贈呈式に潜入!&『出張!マンガ家ガチアンケートミニ』おすすめマンガSP」前編」と題して講談社漫画賞が特集され、久米田先生を含む選考委員の方々が出演されました。

関東地方での TV 放送は9月6日(5日深夜)ですが、すでに ytv MyDo!(読売テレビの公式動画サイト)と TVer で動画が公開されています[1]

マンガ沼の番組らしく受賞作品の選考の話題には触れず、各選考委員に一漫画家として「おすすめマンガ」と「人生で影響を受けたマンガ」を聞く流れであり、久米田先生は「おすすめマンガ」に『バトルスタディーズ』(morning.kodansha.co.jp)を、「人生で影響を受けたマンガ」には『タッチ』を挙げられました[2]

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久米田先生が『タッチ』を紹介する様子(『川島・山内のマンガ沼』2024年9月3日放送分)オリジナル画像

あだち漫画に共通する特徴で笑かそうとしない、嫌みのない笑いがあるとして、押し付けがましくない展開が受け入れやすいとの評価をされていましたが、『さよなら絶望先生』時代のインタビューでも似た話題があったのを思い返します。

久米田 おもしろいだろ、笑ってくれ、みたいなのがあまり好きじゃないんですよね。その時点でおもしろくなくなってしまっているというか。

―――おしつけてくる笑いが苦手なんですか?

久米田 ……僕にはできないですね。笑わせるというのではなく、笑われているという程度でいいですね。

ぱふ 2006年9月号「特集さよなら絶望先生」p.46(Amazon)

久米田漫画には笑かしてくるタイプの強烈なギャグも多いと思うのですけれど、ご本人にはそういうつもりはないようで。一方で押し付けがましさが前面に出ないようにすることには気を遣っておられる様子が覗えます。

なお、番組の最後には出演者の川島明が『行け!!南国アイスホッケー部』の紹介をしていましたが、2023年4月2日(1日深夜)放送の「夢の最強ラインナップを考えよう!週刊少年サンデー編」後編(www.ytv.co.jp)においても自分好みの少年サンデーラインナップに『南国』を挙げられていたことがありました[3]。今回の放送でも川島は久米田先生の登場シーンだけテンションが高まる様子を隠しきれていませんでしたが、いつか番組ゲストに呼んでいただきたいですね。

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川島明が『行け!!南国アイスホッケー部』を紹介する様子(『川島・山内のマンガ沼』2023年4月2日放送分)オリジナル画像

脚注

  • 1.

    10月1日までの期間限定公開。 ↩ 戻る

  • 2.

    久米田先生があだち先生をリスペクトしているのは周知のことですが、参考までにこのマンガがすごい! 2008(Amazon)では影響を受けたマンガとして『タッチ』の他に『天才バカボン』『うる星やつら』を挙げられています。 ↩ 戻る

  • 3.

    週刊少年サンデー 2023年21号(2023年4月19日発売)にも2ページの記事が掲載。 ↩ 戻る