久米田先生負傷で『タワマンとも子』が再掲
久米田先生が指を怪我されたとのことで、今週の週刊少年サンデー(2026年16号)は2016年に描かれた読切『タワマンとも子』が再掲される事となりました。お労しや……。
ハシラコメントにもあるようにタイトルは『団地ともお』(bigcomics.jp)のオマージュなのですが、読切掲載当時(週刊少年サンデー 2016年9号)は相手方作品名が伏せ字となっていたものが今回は隠されておらず「おいおい」って思った次第です(向こうの作品が連載終了したから?)。本編も一部のコマに多少の修正が入っていますね。
それはともかく、最終ページの久米田先生コメントによると『とも子』は『シブヤニアファミリー』の原型となった作品の扱いだそうですね。読切掲載号の巻末コメントでは担当さんがマンション買ったのでお祝いにマンションの漫画を描きました。
とあり、当時私はそのままの意味に捉えていました。直前に連載開始されたばかりの『かくしごと』はもちろん、後に『シブヤニア』が始まった時もそれらとの関連性があるとは思っていなかったので意外に感じた次第です。でもあくまでプロトタイプに過ぎずそれ以上の意味はないと考えて良いのですよね!? おそらく来週号に載るであろう残り7ページのラストでは結構なオチが用意されているので[1]、その辺も含めて考えると、『シブヤニア』で既にいくつか提示されている伏線が……ああ怖い怖い。
さて、久米田先生のコメント内で過去に原稿を落とされたことに触れられていますが、これはそれぞれ週刊少年サンデー 1995年43号と週刊少年マガジン 2011年44号での出来事ですね。前者は『行け!!南国アイスホッケー部』時代のクメプロアシスタントの作品と休載代原エピソードの記事でも触れたように当時のアシスタントによる読切漫画が掲載され、後者は久米田先生自身によって1ページのお詫び漫画が描かれました。どちらも本誌掲載それきりで現在では入手が難しく、また単行本等への収録も期待できそうにないのが残念です。
一方で『タワマンとも子』は今回『シブヤニアファミリー』の番外編の扱いとなったので、いずれこちらの単行本に収録されるかもしれませんね。その際は今回省略されてしまった扉ページの収録もお願いしたいところです(『悔画展』に収録済みとはいえ)。
脚注
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1.
読み切り作品なので軽く受け流されがちですが、『さよなら絶望先生』のあの終わり方を描いた作者であることを考えると、このオチはなかなか考察のしがいがあるものだと思います。 ↩ 戻る