『行け!!南国アイスホッケー部』の知られざる4コマ作品を発見
久米田先生が描かれた漫画は連載作品と読み切りはもちろんのこと、番外編や企画作品などを含めてほとんどを把握しており、とくに「週刊少年サンデー」は1988年30号から2004年34号、すなわち投稿作品で初めて「久米田康治」の名前が載った号から『改蔵』最終話掲載号までのバックナンバーにすべて目を通し、抜け漏れもないと自負していました。
ところが先日とある調査でサンデーの特別増刊号をパラパラめくっていたところ、初見の『行け!!南国アイスホッケー部』4コマまんがを偶然見つけて椅子から転げ落ちそうになった次第です。表紙にも目次ページにも「久米田康治」の文字はなかったため、心構えゼロの状態で見たことのない月斗やそあらの絵が飛び込んできたわけです。その衝撃と興奮を想像してみてください。こんな経験は人生でそうそうないことです。
その特別増刊号とは1994年11月に発売された「Jサンデー」。サッカーコミックススペシャルの副題のとおり、Jリーグに関する特集号です。表紙イラストはあだち充先生が担当されており[1]、存在自体は以前から知っていたのですが、自分には無関係と判断して現本調査をこれまでしていなかったのです。ところで漫画雑誌には新人~中堅の連載陣が合同で短編を寄せる企画がままありますが、この特別増刊号にも「Jリーグシアター」のコーナーに久米田先生が参加されていたというわけです。
ほかのスポーツならともかく久米田先生がサッカー好きでいらっしゃることは『このマンガがすごい! SIDE-B』
などのインタビューで認知していたにも関わらず、表紙に名前がないからと中身も見ずに調査対象外にしてしまっていたその早計さを恥じるとともに、ともすれば一生その存在を知らないままでもおかしくなかったところ、ちょっとした偶然で出会えた幸運に感謝する次第です。神様ありがとう。いや神は久米田先生だから……ええと誰に感謝すればよいのだろう(笑)。
いずれにせよここに来て未発見の作品があったということは、ほかにも知られざる作品が眠っている可能性は充分に考えられます。サンデー本誌はもちろん増刊号や特別号、あるいは小学館発行のほかの漫画雑誌も含め、改めてもう一度ゼロから横断調査をし直したいところ。その作業が私の寿命が来るまでに終われば良いのですが。
脚注
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1.
表紙は駿河屋の通信販売商品ページ(
www.suruga-ya.jp)で確認できます。 ↩ 戻る
