かってに改蔵聖地(?)巡礼
過日発売された「かってに研究しやがれBOOK 完全版セット」、買いました。
連載後期に発売された旧版(復刻版)に24巻以降の内容を収録した「追補版」が付属する形なのですが、追補版には少年マガジン誌に掲載された読み切り「損して得とれない」やサンデー巻末目次コメント集のほか、久米田先生のインタビュー記事が収録されており、その中でいわゆる「聖地」について触れられています。
物語の舞台周辺で電車のある病院というと、西武池袋線の石神井公園駅近くにある小山病院(www.oyama-cl.med.gr.jp
)[1]のことではないですかね。ここには国鉄80系電車の車体があり(ただし本物ではなくレプリカの模様)、鉄道の保存車を扱うサイト[2]で紹介されていたので、その存在は知っていたのですが、まさか久米田作品に関係があろうとは。
ただし、数年前に病院の移転で電車は解体されたとの情報もあり、気になったので訪れてみました。しかし、結果は…時既に遅し。電車どころか建物も取り壊され、跡地にはマンションが建設中でありました。
もっとも、この建物が作中の石神井総合病院のモデルというわけではないようで、久米田先生も聖地であることをハッキリと否定されています。
とはいえ、何コマか描かれている建物外観を見ると、ロケハンしたとしか思えないほどよく似ているのですよね。Google マップのストリートビューで解体前の建物外観(maps.google.co.jp
)が見られるので、愛蔵版14巻の284ページ2コマ目(SC版なら26巻186ページ)と見比べてみてください。いかがでしょうか。