EOS 5D Mark Ⅲ から EOS 5D Mark Ⅳ へ乗り換え
キヤノンからEOS 5D Mark Ⅳ(cweb.canon.jp
)が発売されましたね。今まで EOS 5D → EOS 5D Mark Ⅱ → EOS 5D Mark Ⅲ と、 5D シリーズを使ってきたのですが、今回も買い換えてしまいました。
Mark Ⅳ に買い換えた理由
これまで使ってきた Mark Ⅲ で、静止画の画質にはまったく不満はありませんでしたが、自分の使い方だとRAWの連続撮影可能枚数に不便を感じることがありました。広告ビジョンを静止画でひたすら連写する場合など、途中でバッファーがなくなってしまうので、連写スピードを弱めたり、それでも厳しい場合はJPEGで記録したりするといった対策が必要だったのですが、RAWで約13枚→約17枚にスペックアップしたのは大きな改善点です。
また動画の機能追加も目立つところで、4K撮影対応、Full HDの59.94fps対応、サーボAF対応などスペックが大幅に上がっています。
その他、Wi-FiやGPSといったイマドキの機能に対応したのも嬉しいですね。
設定変更
自分の使い方に合わせて、以下の設定変更をしました。各項目末尾の括弧内の数字は使用説明書(gdlp01.c-wss.com
)の掲載ページ数です。
物理ボタンで設定
- 測距エリア: 1点AF (p.104)
- ドライブモード: 高速連続撮影 (p.160)
- 測光モード: 中央部重点平均測光 (p.253)
メニュー画面から設定
- 記録画質: RAW(CF), JPEG L ファイン(SD)[1][2] (p.169)
- 撮影画像の確認時間: 切 (p.77)
- 電子音: 切 (p.76)
- カードなしレリーズ: OFF (p.46)
- 露出補正/AEB設定: AEBを±1段に設定[3] (p.257)
- ISO感度に関する設定 → 静止画撮影の範囲: L(50)-H2(102400) (p.180)
- 高輝度側・階調優先: D+ (p.206)
- フリッカーレス撮影: する (p.215)
- (ライブビュー撮影)AF方式: ライブ1点AF[4] (p.314)
- (ライブビュー撮影)グリッド: 24分割 (p.309)
- (ライブビュー撮影)LVソフト撮影: しない (p.312)
- AFフレーム選択時の循環: する (p.148)
- ファインダー内の照明: ON (p.150)
- ファインダー内のAF作動表示: 視野外に表示 (p.151)
- 記録機能とカード・フォルダ選択 → 記録機能: 振り分け (p.166)
- オートパワーオフ: 4分 (p.76)
- ファインダー内表示: グリッド、水準器を表示する (p.81, p.83)
- LV時に[INFO.]ボタンで表示する内容 → 切り換え設定 → 2, 3 のみ (p.305)
- LV時に[INFO.]ボタンで表示する内容 → ヒストグラム → 表示サイズ: 小さい (p.306)
- 内蔵無線通信の設定 → Wi-Fi/NFC: 使う (p.W-11)
- 内蔵無線通信の設定 → ニックネーム: 自分で決めた名前に変更 (p.W-8)
- ブラケティング自動解除: しない (p.483)
- 操作ボタンカスタマイズ → シャッターボタン半押し: 測光開始[5] (p.495)
CFカード
これまでCF, SDカードともに64GBを差していましたが、RAWのファイルサイズが1.5倍近くなり、また4K動画やDPRAWでの撮影も考えると足りなくなるはずなので、さらなる大容量タイプを購入しました。
256GBはまだ価格が高いので128GBにしたのですが、大量に撮ることが分かっている場合は64GBも予備として持ち歩き、いざとなれば通常時は振り分け書き込みをしているSDカードの64GB分も合わせれば実質256GB分の容量は確保できるので、とりあえずは大丈夫でしょう。
しかし、取説を見たら128GBを超えるCFカードはexFAT形式でフォーマットされ、1ファイルあたり4GBの制限がなくなるとのこと。動画撮影のことを考えると、多少無理をしてでも256GBにしておけば良かったと後悔したのでした……。
レンズキャップクリップ
ストラップの大きさは Mark Ⅲ と変わらないので流用ですが、レンズキャップクリップを取り付けました。
これはレンズキャップをストラップに取り付けてしまおうという商品です。とくに夏場はTシャツ一枚でポケットがない服のことも多いので、重宝します。