豊橋鉄道ク2800形正面の高圧1芯ジャンパ栓、撤去開始
東急7200系は、最大で4つの電気連結器を装備していました。
- 高圧1芯ジャンパ(母線)
- 低圧55芯ジャンパ
- 高圧3芯ジャンパ(冷房用三相)
- 低圧27芯コネクタ
…という話は以前豊橋鉄道モ1800形正面の低圧27芯コネクタ、ついに撤去開始の記事で行ったので、今回は詳しい解説は割愛しますが、豊橋鉄道渥美線に譲渡された車両のうちモ1800形正面の低圧27芯の撤去が完了した後、今度はク2800形正面の母線の栓受け撤去が開始されたようです。
撤去が確認できたのはク2803と2804の2両。2805〜2810の6両はまだ残っており、2801〜2802は未確認です。
- 実は以前(2007年頃)にもク2808の栓受けがなくなったことがあったのですが、これは破損などやむを得ない理由によるものと思われ、後に復活しています。
周辺をよく見ると、単に栓受けを撤去したのではなく、隣にあるKE-6型(低圧55芯)も合わせて繋ぎ箱を設置したように見受けられます。逆に言うと、繋ぎ箱式へ改修するにあたり不要になった母線の設置をしなかったのではないかな、と。あくまで想像ですが。
ちなみに、東急電車で繋ぎ箱式となったのは9000系や8000系グループ18次車以降、変わったところでは十和田観光電鉄向け7200系改造車などがありますが、今回は時間の関係で側面からじっくり観察できなかったので、形態的な違いなど詳しいところは確認できていません。