伊賀鉄道200系 第3、4編成の形態

鉄道ピクトリアルの「地方私鉄の現状」特集(Amazon)で東急の譲渡車に関する記事を書くことになり、その取材もかねてゴールデンウィークに伊賀鉄道を訪れました。

伊賀線では200系(元東急1000系)が4編成導入されていますが、第2編成までは4+4分割編成として製造された1000N系、第3編成以降はノーマルな1000系を種車としており、後者のうち伊賀神戸方の電動車は中間電動車を先頭車化改造したものという事もあって、仕様や形態が異なります。第3編成以降はまだ見た事がなかったので、原稿締め切り前に急ぎ確認する必要があったのですが、いろいろネタが豊富な事が判明しました。

  • モ201, 202はVVVF主制御装置をRG636-A-M形に換装したのに対し、モ203, 204は種車のままRG621-A-M形を搭載。
  • 203-103の編成は他車と逆向きに入線しており、床下やモ203の冷房装置の向きが異なるほか、パンタグラフは運転台方がオリジナルの菱形(PT-44S形)、連結面方が下枠交差型となっている。
  • ロングシートの座席モケットが交換され、赤系の柄物となっている。
  • モ203、ク103はクロスシート形状が他車と異なる。元は転換シート?
  • モ203(東急デハ1400形)の妻面のうち室内から見て右側は2段窓であるが、下窓の窓戸錠を撤去してはめ殺しに。
  • ク104に軌条塗油器を新設。本体は伊賀神戸を向いて左側(CPやSIVがある側)に搭載され、油噴口は連結面方台車に設置。
オリジナル画像
写真1:ク103のクロスシート
オリジナル画像
写真2:モ203の妻面2段窓
オリジナル画像
写真3:ク104の連結面方台車。油噴口を支えるバーが軸箱間に渡されている。

とくに注目すべきものだけ6点挙げてみましたが、その他にも従来と違う点は多くあります。詳しくは誌面で、と言いたいところですが、残念ながら文字数の関係でほとんど割愛しています。いずれウェブでフォローするつもりではあります。